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ご挨拶

太極拳は遠く中国唐王朝時代(618年~907年)より

道教の道士が静かな山のなかで

修練を重ねた養生術に端を発します。

その伝統を今に受け継くのが呉式太極拳です。

 

私は「呉式太極拳研究会」沈剛師より

広大かつ深遠な教えを授かりました。

現在も師事し続け痛切に感じるのは

呉式のすべての術理が「自然に背かない」ことです。

日常レベルの自我を離れ(捨己)

人にとって自然な動きを反復することで

 

 「カラダ全体の調和」

 「こころとカラダの調和」

 「自分と相手の調和」

 「生命としての力」

 

が少しずつ養われます。

 

大切なのは、「静・柔・虚」。

緊張を解き放ち、

こころとカラダの静けさを保ち、

ゆっくり柔かく動く。

 

すると自分のなかに「うつろ」という空きが生まれます。

生命としての自然な力は「うつろ」によってうながされます。

何かを足していくのではなく

いらないものを引いていくことで

今以上の調和に至るというのが太極拳の考えです。

その考えに基づき創られたのが太極拳の動きです。

 

「順展」のふた文字に込めたのは、まさにこれです。

天地の自然、カラダの自然に順(したが)い調和する。

自分が積極的な主体者となるのではなく、

状態が自然にカラダ全体、相手へと展開する(広がっていく)のが、

太極拳なのです。

 

心身の緊張・ストレスとなかなか無縁でいられない忙しい現代、

生活サイクルの中に太極拳という虚の時間=ゆとりをつくり、

こころとカラダの内なる自然と向き合ってみてはいかがですか。

見学または体験、お待ちしております。

 

  呉式太極拳 順展会  

  会長 今井 秀実   

 

今井秀実

Hidemi Imai

 

昭和45年生まれ

呉式太極拳六代目拝師弟子

中国武術歴18年

空手歴20年

極真空手二段

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