October 26, 2018

縁あって2018年11月から浜松・三ヶ日の地で呉式太極拳を指導させていただくことになった。呉鑑泉-馬岳梁・呉英華-師父 沈剛に伝えられた呉式太極拳の精華を地域の方々へ一つひとつ丁寧にお届けしたい。

一修行者として痛感するのは、太極拳に近道や速成はありえないということ。あるのは正しい教えにうながされる小さくはあるが着実な一歩一歩。

ゆえに地道な積み重ねに時間・取り組みを惜しまない心の姿勢がそのまま太極拳と向き合う姿勢となる。

お伝えしたいのは、代々伝承された正しい教え。

また、教えによって変遷する体のなかの感覚。

食べもののおいしさを言葉で正確...

June 27, 2018

⑴ 危険

柔道の受け身⇄その反対の状態を対比して考えたい。

まず、悪い例から。

肩・肘を四角く固め、後ろへ倒れる状況。

これは背筋も凍る危険な行為。

ぶつかりの衝撃の分散がなく、角ばっている肩・肘に力がすべて集中する。

悪くすると、脱臼や筋の損傷もまぬがれない。

力みと角のある四角い体は、動きにくいだけでなく深刻なダメージを受けやすい。

次に良い例としての丸い体(柔道の後ろ受け身)。

体を丸く使うことで、倒れるときの力や衝撃が特定の一ヶ所に集中・渋滞しない。多方向に分散できる。

地面との接点を限りなくたくさん持つことで、接地のつど、力は次から次へと流れ...

May 31, 2018

一日のスケジュールの都合上、私的に水曜日はそば曜日。ほぼ毎週そば屋ののれんをくぐる。

ルーティンでもないが、注文はだいたい「もり」。

香り、のどごしをそばで楽しみ、ダシの芳醇をそば湯で味わう。

一度で二度おいしいのでありがたい。

そば湯をいれた器、湯桶(ゆとう)から猪口へのそそぎ、難しいですね。

四角い形がクセもので(丸形もあるが少ない・丸形のほうが四角形より薄くてもろいそう)、角の一点に集まった湯が勢いよく飛び出る。こぼれやすい。何回やっても慣れない。注ぎ方というよりはうつわの形に問題があると思う(多分…)。

湯桶に比べ、お茶の急須はありがた...

April 29, 2018

イヤホンで音楽を聴きながら、自販機でお茶を買った。

支払いは電子マネーSuica。

とどこおりなくタッチ&決済完了!

が、それに気づかず、機械の感度のせいでエラーと誤認。

再オーダー&タッチ&コンプリート。

感度が悪かったのは、自販機ではなく自分のほうだった。

近頃の自販機はスマートにして高感度。

聴覚をふさがれた鈍い客(わたし)の見落とし・聞き落としをよそにお利口な自販機は仕事をキッチリこなし、同じお茶を二本取り出し口へ速達。

一本目のボトルを手にとるや、間髪いれず二本目がボトン!

一瞬「当たり?!」と思ったが、

「・・・」(約一秒)

「やっち...

March 31, 2018

先日料理人として尊敬する方のお店にうかがい、瓢簞から駒が出るような、意外かつ貴重な話をきくことができた。

死蔵させるのはもったいないので、ここでシェアさせていただく。

そのシェフは満漢全席もあつらえられる大料理人で、中国料理に関しては可ならざるはない見識と技量の持ちぬし。

中国料理の王道を歩んで来られ、腕の立つ厳しい師父のもと(料理の世界でも師匠を師父と呼ぶのだそう)厳しい修行を積んできた。

生半可な気持ちでは修行に耐えられない。中途半端な体力では身がもたない。精神力、体力、いずれが欠けても挫折・ドロップアウト必至の厳しい世界。

中華は火の料...

March 1, 2018

友人から食器洗い用スポンジ(?)をいただき愛用している。いつ頃かはっきりと覚ていないが、おそらく一年半ほどつかっている。

年中無休、日々活躍してもらっているにもかかわらず、型崩れはおろかほころばない。

手編みならではの「柔らかな堅牢性」、まさに畏るべし!

大量生産品であれば、おそらくもって数ヶ月。一年半のあいだには何度かの代替わりが必要であったであろう。

丈夫な素材を用い、手間ひまをかけ、丁寧に編みこんだものの完成度と耐久性は本当に感動もの。

ペルシャ絨毯は踏んでも踏んでもその美しさ・質感に劣化がないそうだが、食器洗い用の編みものは私にとって...

February 1, 2018

先日国立能楽堂で能「鉢木 はちのき」を観た。

シテは友枝昭世さん。

ワキ・囃子にも豪華キャストがそろう贅沢な舞台。

幸運にも大鼓は亀井忠雄さん。

音はもちろん姿までも無条件に美しい鼓の名人。

動きに微塵の無駄もない。

無駄な力みがないから伝達を妨げる抵抗がない。

体の内側で発信されたエネルギーは音に乗って遠くまで伝達される。

打ち姿をつぶさに観察すると、体幹と各関節(特に肩・ひじ)にブレや力みがなく、手の指先まで全身が自然に連絡し合っている。

こういう状態だからこそ、音はどこまでもクリア。ごく小さな音ですら途中で立ち消えることなく澄んだままクリアに、...

January 19, 2018

人間関係は巧みにとりつくろうよりも、つたなくとも誠実であるほうがよいという意味で、『韓非子』が出典。

韓非は表看板である厳格な法治主義が有名だが、荀子のもとで修めた儒教、深く通暁した黄老思想(黄帝内経・老子の思想)など、広範な学殖を身につけていた。当時飛ぶ鳥を落とす勢いの秦の始皇帝をして韓非の教えを乞いたいと願ったほどの第一級の有識者で、表題の言葉はその学殖と深い人間洞察が相まってつづられたものと受けとめたい。

思想背景はともかくとして、私のなかでこの言葉は太極拳の体づくりと結びついている。

太極拳の理想は全身の統合と統合された動き。

いと...

December 30, 2017

漢字では傍目八目あるいは岡目八目。

碁をわきで見ていると打っている本人より見ている人のほうが、大局が見えやすく八手先まで読むことができる。

転じて、当事者より第三者のほうが客観的情勢判断をしやすいという意味。

碁でなくとも、客観的情勢判断、とりわけ自己分析は難しい。

指は指自身を指すことができないように、自己は自己自身に見えにくい。

分野は何であれ、それができる人が平凡を抜けて非凡に至る。

昔から落語が好きで、円熟の話芸にはえも言われぬ魅力を感じてきた。

型にはまらない天衣無縫・自由奔放の語り口で昭和の大看板にのぼりつめた古今亭志ん生、彼は自分の...

December 15, 2017

頃は午前11時過ぎ。

とあるうどん屋で早い昼食をしたためていると、となりの席でアルバイトの面接がはじまった。

場所は出入口付近、人目に触れやすいところ。

「営業中食事中のお客の隣、しかも玄関付近で面接???」

ひと昔前であればありえないシチュエーション。

理解までしばし時間がかかったが、

「これも時代か~...」

と、水に流し食事に専念。

視線と気持ちは卓上のうどんにまっすぐに向かうも、耳にフタはできず聴くともなく会話が聞こえてしまった。

面接官がアルバイト志望の女性に

「そこでお座りしてください。」

と言い着座をうながす。

「その日本語ヘン!」と誰もが即...

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