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執筆者の写真呉式太極拳 順展会

第90回 丸い体を丸く使う 前編


一日のスケジュールの都合上、私的に水曜日はそば曜日。ほぼ毎週そば屋ののれんをくぐる。

ルーティンでもないが、注文はだいたい「もり」。

香り、のどごしをそばで楽しみ、ダシの芳醇をそば湯で味わう。

一度で二度おいしいのでありがたい。

そば湯をいれた器、湯桶(ゆとう)から猪口へのそそぎ、難しいですね。

四角い形がクセもので(丸形もあるが少ない・丸形のほうが四角形より薄くてもろいそう)、角の一点に集まった湯が勢いよく飛び出る。こぼれやすい。何回やっても慣れない。注ぎ方というよりはうつわの形に問題があると思う(多分…)。

湯桶に比べ、お茶の急須はありがたいお道具ですね。

丸いシェイプのおかげで、茶葉の味と香りが満遍なく広がり、注ぎもなめらか。

道具の完成度はこうでなくっちゃ。

動きの道具である体はどうかと言えば、四角よりも丸いシェイプがGood👍

そもそも体は丸みをおびている。

力んだり流れがつまると、丸が消え四角に変わる。

肩・肘・骨盤が力んでいるとき、その部分が四角くなっているのは一目瞭然ですね。

自然体でゆるんでいるときは丸く、力むと四角くなるのが体の反応であれば、ゆるみの苦手な人は、内観的に力まずゆるむという発想だけでなく、外観的に四角くならず丸を保つという発想を持ってみるのもいい。内外の感覚が一致するのが理想だが、感覚の手の届くところから改善を始めるのは、易→難、浅→深というものの道理にかなっている。

四角い体=力んだ状態・流れがつまった状態の問題は奈辺に?

⑴ 危険

⑵ つまったところに重心ができ体が軽くなる

⑶ しなやかな変化ができなくなる

この続きは後編へ


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